医療保険を選ぶポイント2
3大疾病はたくさんの方に認知されていますが、7大生活習慣病とはどこまでの疾病を指すのでしょうか?
以下の図の内容となっています。
7大生活習慣病での入院割合
がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・慢性腎不全での入院は、「約3人に1人」が入院していることになります。
高血圧性疾患の総患者数は「993.7万人」
糖尿病の総患者数は「328.9万人」にのぼります。
※厚生労働省「平成29年 患者調査」より
がん・心疾患・脳血管疾患での平均在院日数
以下の表で分かるように、脳血管疾患での入院は長期になることがわかります。
特に65歳以上の方の入院が長期化しています。
病院で手術を行ったあと、麻痺が残った場合、日常生活を送れるようになるまではリハビリが必要となるケースもあるので、脳血管疾患の入院日数は長くなる傾向にあります。
厚生労働省「平成29年 患者調査」より
入院日数の短期化
医療技術の進歩により、より身体にダメージの少ない治療が増加していることで、手術を受けた場合でも術後の入院する日数が短くなっています。しかし短期入院でも、治療に伴う自己負担費用は意外とかかるのが現状です。急な入院や手術など、万が一の時の備えは時代やライフスタイルに合わせてきちんと準備しておくことはとても重要です。
「60日型」と「120日型」の医療保険の選択
医療保険の多くが「1入院」の支払日数の上限が60日までのプランや、120日までのプランなど選択できるようになっています。
その他もっと長いプランもありますが、入院の短期化を考えていくと1入院の支払日数上限はあまり長く準備しなくてもよいことがわかります。
最近のプランでは、基本は60日型のプランであるが、3大疾病については日数無制限で保障するものや、7大生活習慣病については無制限で保障するなど、長期化しそうな疾患について保障が厚くできるプランがあります。
すべての日数を長く設定するより保険料が抑えられるので、とても効率的です。
高齢になってから、転倒により骨折するという事例が多く発生しやすくなります。
入院、手術、リハビリでの期間は、3か月を超えることもあるので、もし60日型プランの7大生活習慣病無制限プランに加入の場合は、支払を受けられない期間が発生してきます。
60日型と120日型の選択ですが、すべての疾患を考えて検討するとなると長期の120日型の方が安心度は高いですが、その分保険料の負担は多くなります。保険料を比較し、あまり差が少ないようであれば120日型を検討していくのもよいのではないでしょうか。